こんにちは! ODPツアーズ ツアコンのツアコがお届けするツアーレポート。
今回は、2023年11月27日に開催された「インキュベーションオフィス入所企業 成果報告会 vol.23」です。
(↑会場の「交流サロン」)
インキュベーションオフィス入所企業が、1年間の活動を振り返り、成果を発表。入所企業それぞれの事業への想いや成長を知っていただける場です。※外部の方も参加可能です。
[ ツアコのフムフムODP情報 ]〜インキュベーションオフィス〜
ODPには、独立予定の方や創業10年未満のクリエイター向けの「インキュベーションオフィス」と、創業5年以上の方向けの「デザイナーズオフィス」があるんです。「インキュベーションオフィス」は、起業後の自立と成長をめざし、インキュベーションマネージャーによる面談などの支援もあります!入所仲間がたくさんいるので、いろいろな関わりも生まれています。→詳しくはコチラ!
◎過去の「インキュベーションオフィス成果報告会レポート」
↓↓
成果報告会 vol.22(2023.9.26開催)
成果報告会 vol.21(2023.7.25開催)
成果報告会 vol.18(2023.1.3開催)
成果報告会 vol.16(2022.10.3開催)
成果報告会 vol.15(2022.9.30開催)
成果報告会 vol.13(2022.3.23開催)
成果報告会 vol.8(2021.6.24開催)
今回は、お二方の報告です!
-- ①京橋デザイン事務所 柴田 稔さん (創業1年目 2022年12月入所) --
お一人目は、京橋デザイン事務所の柴田さん。グラフィックデザイン、WEBサイト制作、
大阪京橋界隈で育ち、京橋という街が大好き!という柴田さん。将来は京橋を拠点に事業展開したいという思いから、屋号を“京橋デザイン事務所”とされたようです。その夢に向かって、まずはODPのインキュベーションオフィスで自身を鍛えたいと2022年12月に入所されました。
独立されるまでは、印刷会社にデザイナー・営業・ディレクターとして27年間勤務。数々の印刷経験から、紙を見るだけで製造メーカーやおおよその値段などが分かるようです。
(↑四半期ごとにスライドをまとめ、分かりやすく発表されました! )
独立して3ヶ月は、会社員27年のクセが抜けず苦労もあったようです。しかし、3ヶ年計画をしっかり立て、目標に向かう心構えと自己管理を重視しながら着実に前進。会社員の時からのお知り合いたまやスペシャル株式会社 田中さん(ODPデザイナーズオフィス入所企業)と再会し、仕事をサポートするなど、思い返すと充実した期間だったと語られました。
その後、営業活動を本格的にスタート。紙媒体はもちろん、副業で腕を磨いたというWEBサイト制作も受注。インキュベーションオフィス仲間の株式会社tsujiryuさんからもWEBサイト制作の依頼があったようです。また、競合プレゼンにも勝利するなど、少しずつ結果が出はじめます。
そして、第三 四半期では、展示会ブースのデザイン・施工を受注。展示会用の動画は 合同会社シネジアさん(ODPデザイナーズオフィス入所企業)が協力。展示会関連のパンフレットやチラシはご自身で制作されました。展示会は好評で、次の仕事にもつながったようです。一つひとつの仕事に真摯に向き合うことで、想像以上の展開があったと話されました。
同時に、仕事が広がることで自分一人では全てを抱えきれないと痛感。現在、自分の代わりに営業してくれるWEBサイト(パンフレット、リーフレット、ホームページ制作受注サイト)を制作中(2024年2月リリース予定)。次年度は、このWEBサイト運営を中心に結果を出していきたいとのこと。入所1年間の自己採点は、まずまずの60点。毎日すごく楽しくて、独立して本当に良かったです!と目を輝かせながら話されていたのが印象的でした。
-- ②アンスリーズ 仁後 茂郎さん (創業3年目 2020年12月入所) --
お二人目は、入所3年、インキュベーションオフィス契約満了となるアンスリーズの仁後(じんご)さん。プロダクト開発事業(記録媒体開発事業)、
(「安心」「安全」「安住」、3つの「安」を形にする会社を創りたいという思いから、屋号を“アンスリーズ”に)
ご自身の家族が訪問介護を受けた際、トラブルに巻き込まれ、状況が分からず解決できなかった経験がある仁後さん。高齢者・障害者への暴力や虐待は、近年の大きな問題。より暮らしやすい社会にしていくことを目指し、介護施設などの閉鎖空間における接客トラブルを抑止するシステム『YouRec』を開発中です。
『YouRec』は、ウェアラブルカメラを使ったシステム。カメラ本体に電池を内蔵し、薄くて軽量。約6時間の連続撮影可能で、勤務中の充電不要。撮影映像はPCアプリで一括管理し、セキュリティも万全。映像・音声をAI処理でトラブルを抽出し、トラブルチェックが容易。という特長があります。
(映像比較で『YouRec』の特長を紹介。ウェアラブルカメラのため、会話も聞きとりやすく、従事者目線での確認が可能)
今年、導入施設へのヒアリングを実施。そこで得られたことをもとに、競合製品との差別化や付加価値を検討し、改めて事業を展開していきたいとのこと。トラブルに困られている施設は多数あり、その解決のために今後も邁進します!と力強く語られました。
ODPでの3年間を振り返ると、コロナとともに過ごし、あっという間に過ぎたという印象のようです。ODPスタッフや関係者の皆さんに大変感謝しています!と話を締めくくられました。

インキュベーションオフィス退所後も、コワーキング会員としてODPを引き続き利用されます♪
(↑最後に、仁後さんへ花束を贈呈しました。3年間ありがとうございました!(インキュベーションマネージャーの板倉(写真 右)と記念撮影))
経験や知識、技術を活かし、新たな目標に真摯に挑む、お二人の話に胸が熱くなった成果報告会でした!!!