こんにちは。
サポートスタッフでグラフィックデザイン担当の黒岡です。
ついに!新しいODPパンフレットが完成しました。
すでに他のスタッフの投稿でご覧いただいた方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は
「グラフィックデザイナー目線で見た、パンフレットの裏側」について少しだけお話ししたいと思います。
ストーリーが流れるイラスト。ページ構成にも仕掛けを
今回、中面のイラストを手がけてくださったのは、
イラストレーターの ハピネス☆ヒジオカさん(Instagramはこちら → @happihiji)。
見ているだけで気持ちがパッと明るくなるような、ポップで楽しい世界観が魅力です。
構成時には「ただの挿絵」で終わらせず、ページをまたいで小さなストーリーが流れるように設計しています。
例えば、見開きページに登場する人物が、その後のページでも登場していたり、動きが繋がっていたり。
思わず「この子、私っぽいかも…?」と感情移入してしまうような、
そんな“入り込める仕掛け”をちょっとずつ散りばめています。
印刷との対話。手に取ってもらえる形へ
印刷を担当してくださったのは、株式会社大阪国文社さん。
「仕様はこうしたい」「でも納期も気になる」…という難題にも、
都度相談に乗っていただき、ベストな落とし所を探りながら進めることができました。
特に今回のパンフは、“ただ読むだけでなく、開いて楽しい紙ものに”するために、
変則的な折り(片観音)や抜き加工を採用しています。
デザイン面でのこだわりポイント
パンフレットは、ODPに初めて訪れた方にとっての“第一印象”を担うツール。
だからこそ、グラフィック面では以下の点に特に気を配りました:
- 色分けによる視線誘導:入居者・企業向けなど、読み手によって情報を取りやすくする
- 余白のバランス:圧迫感を避け、開放的な印象に
- フォントの使い分け:視認性とトーンのバランスを考慮
- 物理的な「手に取りやすさ」:サイズ感、厚み、重さも含めて検討
見た目の可愛さだけでなく、「伝える力」や「開いたときの気持ちよさ」をデザインでどう表現できるか。
そのあたりを細かく詰めていったパンフレットです。
ぜひ、実物を手にとってご覧ください
このパンフレットは、今後ODP内で手に取っていただく機会が増えるかと思います。
ぜひ一度、実物をご覧いただきながら、
小さなストーリーや、ページ構成・色設計の工夫なども感じてもらえると嬉しいです。
「紙のデザイン」って、やっぱり奥深くて面白い。
そんなふうに思っていただけたら、グラフィック担当として本望です!
私はこの二人(1人と1匹?)がお気に入りです!