みなさん、こんにちは!
ODP事務局の増田です。
以前、こちらのブログでご案内していました「独立クリエイター これからの働き方、働く場所〜インキュベーションは独立するのに最適な場所?〜」を9月3日(金)18:00〜開催させていただきました。今回はその報告をさせていただきます。
参加クリエイターは外部クリエイターの方が3名、インキュベーション入所企業が3名の合計6名の方々にお話しを伺いました。
まず最初に「独立を決意した際にハード面やソフト面について検討したことは?」という問いに対しては、「創業時は固定費を安く抑えたい」という思いが全登壇者にありました。そのため、「働く場所」として自宅を選択されたり、一方で自宅では仕事をする場所がないため、できるだけ低コストで借りることができるという理由から先輩クリエイターとシェアオフィスで始められたり、複数人で起業するため、インキュベーション施設を選択されたりと様々でした。インキュベーション施設を候補として候補を見つけていただいた方々は、弊所について調べたり、見学に来ていただく中で、それ以外の付帯サービスやソフト支援があることを知った、ということで、「インキュベーション施設」の認知度については一般的にまだまだ低く、我々ももっと広く知らせていく必要性を感じました。
次に「コロナで働き方は変わったか?」という問いに対しては、交流会やイベントが減ったり、オンラインでの商談だけで雑談が減るなど、リアルな場での営業ができなくなり、本音を聞いたり、親しくなりにくかったり、また飲食やイベント関係のクライアントが主だった方は仕事が激減したりと、大きく影響を受けた方もおられましたが、それを解決するのも「つながり」であるという意見が多くを占めました。コロナ前より様々な方面に顔を出し、ネットワークを作って、取引先を広げられていたために打撃が少なかった、あるいはインキュベーション施設内のトイレの雑談から仕事の広がりができた、そして健康や家族とのかかわりなどコロナ禍になり仕事の題材が増えたという意見もあり、「つながり」により救われた、あるいは「つながり」を見直す機会になった方もおられました。
最後に「独立クリエイターにとってオフィスは必要?」という今回私が最も確認したかった質問を投げかけました。結論から言うと、オフィスが必要であるというよりは、仲間やつながり、ネットワークが仕事をやる上では必要で、自宅などをオフィスとしていても、オンラインコミュニティなどに参加する、あるいは切磋琢磨できる仲間や新しいつながりが生まれやすいオフィス(例えばインキュベーション)に身を置くことが仕事にも繋がっていきやすいという意見でまとまりました。会場からも「同業の方々がおられるオフィスでは自社以外の企業に仕事が来て、自分に仕事が来ないなど、ライバル関係となり、関係性がギスギスしないか?」という質問には、「同業の方々とオフィスをシェアしていて、一緒にやっている人に仕事が来て、自分は暇な時は唇を噛んで悔しがっていたが、それをバネにさらに仕事に精を出した」と自分を叱咤激励し頑張られたという意見もありました。そのような形で他社とうまく関係性を築き、さらにそのネットワークを広げていけるかどうかで仕事の広がりも違ってくるのではないか、という結論となりました。

©️齊藤愛
お忙しい中ご参加いただきましたみなさん、そして登壇いただきました、カワグチマサミさん、中井厚志さん、そして、参加しながらグラフィックレコードをお描きいただいためぐちょんこと齊藤愛さん、そして、ODP入所企業の淺田依里さん、浦泉裕一さん、吉村昌哉さん、ありがとうございました。これからもODPは創業するクリエイターのみなさんが切磋琢磨されて羽ばたいていくことができる環境づくりに邁進します!