こんにちは!チーフIMの増田です。
ODPでは、成果報告会という形でインキュベーションオフィス入所企業が1年の契約満了を迎えるにあたって、それぞれがこの1年間の事業を振り返り、得られたもの、気づいたもの、克服した困難やこれからの課題など、入所してからの経験を成果として、それぞれのやり方で20分程で発表をお願いしています。
一緒に1年過ごしてきた我々にとっても、そんなことがあったな〜、そうそう、そこで頑張りはったよな〜、あの時は心配やったな〜、など自分と企業さんとの1年を振り返るとても有意義な時間でもあります。今回の発表はデザイズミの浦泉裕一さんと(株)BRIDGE DESIGN WORK'S の斉藤章行さんと大田智志さんです。

まずは浦泉さんからスタート。浦泉さんは入所企業インタビューの中で、ここまでの道のりを以前にも聞いてはいましたが、成果報告という形で話をしてもらうことで、さらに事業に対する姿勢を深く理解しました。
私が印象に残ったことは、事業目標について、「事業を地道に継続すること」。他の入所企業さんにもお伝えしているのですが、まずは継続できなければ、ご自身の目標を達成することや、すばらしい経営理念がありながらもそれをお客様に伝えていくことができません。これまで様々な企業さんをお手伝いしてきましたが、規模の大小、売上の大小ではなく、続けていくことこそ、大切なことであると思っています。それともう一つ、深く共感したことは、営業に対して、営業するのではなく、人間関係づくりを大切にしている、ということです。期待を超えるデザインでクライアントさんを喜ばせたいという浦泉さんらしい言葉だなぁと思いながら聴かせていただいてました。

次は(株)BRIDGE DESIGN WORK'Sの斉藤さん。ATCのITM棟の入り口に貼ってあったポスターを見て、見学を申し込んで来られたのが1年前。ちょうど申込締切前日のことでした。電話とメールで申込申請書をやりとりして期限に間に合うように書いていただいたのが昨日のことのようです。
特定創業支援等事業を活用し、法人化され、大田さんと2人でがむしゃらさを見せずに、しかしがむしゃらに頑張って来られ、業績もそれについてきていましたが、今回の新型コロナウイルスの影響は大きかったようです。しかしそのコロナ禍の中で、自社のホームページを一から見直すことで問合せが今まで以上に増え、コロナ前以上に忙しくなってきているそうです。ピンチの中でも我慢しながら足元を固めることの大切さを教えてくれたプレゼンテーションでした。

2者ともまだ他にもたくさんの裏話をしていただき、質問も絶えませんでしたが、時間切れとなり終了しました。このような形でODPでは1年経過したインキュベーションオフィス入所企業さんに成果報告会を行なっていただいてます。
一般の方々もご来場いただけますので、ご興味ある方はぜひご来場ください。