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生き延びるための術「独立したんだったら覚悟を決めろ!!」

お疲れ様です。
フリーランス22年目、天国も地獄も経験してきたサポートスタッフの白波瀬です。
そんな不安定で、どうしようもないフリーランス生活を続けてきた底辺クリエイターの私が、偉そうに語るのは恐縮ですが──。これまで多くのフリーランスと関わってきた中で、クリエイターに限らず一部のフリーランスの人たちに対して強く感じたことがあります。
今回はそのことについて書いてみたいと思います。

もしあなたが、少しでも思い当たる節があるとしたら、今後の活動の参考にしてもらえたら嬉しいです。

フリーランスにとって「支援」は成長の前提ではない


「大阪デザイン振興プラザ」に限らず、行政が運営する施設は、会社の経営やフリーランスの活動を支援してくれる素晴らしい施設が多数存在する。それらを活用してスキルを高めたり、ネットワークを広げたり、新しいチャンスを掴んだりする人たちは多い。確かに、そのような環境や制度があることは、初めて独立する人にとってはありがたいことだと思う。だけど、一つだけ言いたいのは、「支援を受けること=成長できること」ではない、ということだ。むしろ、他人のサポートがある前提で経営を続けているようでは、本当の意味での独立とは言えない。

フリーランスという働き方は、組織に属していないからこそ自由であり、同時に責任の重さも全て自分に降りかかってくる。その自由さに魅力を感じて独立したはずなのに、いざ困難に直面したときに「誰か助けてくれないかな」と他人任せになってしまっては、覚悟が足りなさすぎる。支援に頼るのではなく、自分の頭で考え、自分の足で動き、自分の責任で道を切り拓いていく。それこそが本来の「独立」ではないだろうか? 施設や制度はあくまできっかけや選択肢の一つであって、そこに依存しているようではフリーランスの未来は厳しい。

自分で考え、自分で行動するからこそ身になる

成長というのは、失敗や試行錯誤、葛藤を経てこそ得られるものだ。他人に相談し、教えてもらい、誰かに繋いでもらって得た「解決策」は、そのときの課題はクリアできたかもしれないけれど、自分の血肉にはなっていないことが多い。なぜなら、その答えを導き出したのは自分ではないからだ。仕事でも人生でも、本当に自分の中に根を下ろすような経験というのは、自分の頭で考えて、自分の足でつまずいて、自分の手で掴み取ったものだけだ。

人に頼ることを全否定するつもりはない。ただ、それを「前提」にしてしまってはいけないということだ。まずは自分で考えてみる。情報を集め、自分なりに仮説を立て、行動してみる。うまくいかなくても、原因を自分で分析し、またチャレンジしてみる。そんなプロセスを通じて、ようやく実力がついていく。その途中でどうしても壁を越えられないときに、誰かに助けを求める。それはOKだ。でも最初から「誰かがなんとかしてくれる」と思っているようでは、自分の成長のチャンスを自ら放棄しているようなものだ。

クリエイターとして独立したからには、アウトプットで勝負していく世界に入ったわけで、誰かに守られる立場ではもうない。むしろ、「どうすれば価値を生み出せるか」を常に考えて動くことが日常になる。その意識こそが、フリーランスとしての武器になり、信頼される仕事につながる。甘えは通用しない。自分自身に厳しくなければ、他人に信頼されることはないのだ。

覚悟を決めた人だけが自由を楽しめる

独立するというのは、言い換えれば「自分の人生のハンドルを完全に自分で握る」ということだ。誰かの指示に従って動くのではなく、自分で選び、自分で責任を持つ。これは簡単なことではない。でも、だからこそ得られる自由がある。その自由を満喫するためには、まずは腹を括ることが大前提だ。誰にも頼らず、自分で進む。怖さや不安は当然ある。でも、その覚悟があってこそ、やりがいや達成感は何倍にもなる。

実際、僕の周囲で長くフリーランスを続けている人たちは、口をそろえて「最後は自分次第」と言う。誰かに教えてもらったことよりも、自分で経験したことが一番身になったと言う。彼らは口では「孤独だよ」と笑いながらも、その目は澄んでいて、自信と誇りに満ちている。そんな彼らの背中を見ていると、「自分で切り拓いた人生」がどれだけ強くて美しいかがよくわかる。

独立したのなら、覚悟を決めよう。自分の力で生きていくことを選んだなら、その責任から逃げてはいけない。誰かに何とかしてもらうのではなく、自分で考え、自分で動く。失敗しても、自分のせい。成功しても、自分のおかげ。その全てを引き受ける覚悟がある人だけが、本当の意味で自由に働くことができる。そして、そんな人にしか見えない景色が、きっとその先に広がっている。

最後に

これを見て、なにかしら心動かされたのなら、頼ろうとする弱い心は今すぐ捨てて、自分の殻から飛び出そう。そしてフリーランスとして、代表として、社長として、行動しよう。孤独だっていいじゃないか!フリーランス仲間はきっと受け止めてくれる!間違ってたっていいじゃないか!本当の正解なんてこの世にあるのか?失敗したっていいじゃないか!死ぬわけじゃないんだ!

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