ご無沙汰しております。
サポートスタッフ兼フリーランスクリエイターの白波瀬です。
今日は、フリーランスクリエイターの方々に耳の痛いことをお伝えしないといけません。
最初に謝っておきます。
私はこれまで多くのフリーランスのクリエイターとお会いしていろいろお話を聞いてきました。
長く続けておられる方でも元気で活き活きとフリーランス活動をしている方と残念ながらそうでない方、いろいろいらっしゃいました。
私も21年間、フリーランスとして活動しています。
その活動の中、そしてお会いしてきた元気なフリーランスの方を見て、感じているのが次のことです。
クリエイターである前にフリーランスであることを大事にしているか?ということです。
それはどういうことなのか?
簡単に言えば、創造者である前に商売人であるかどうか?です。
よく「良い仕事をしていればお金は勝手に追てくる」とか聞くかもしれませんが、それは一部の人たちのことだと思った方がいいです。
その場合も多々ありますが、長くは続くはずがありません。競合は次から次と出てくるし、あなたと同じクオリティを出すひとなんて掃いて捨てるほどいらっしゃいます。
若手なんてあなたより安い金額で受注しますよ。
クライアントである企業はクールです。あなたと同じクオリティで少しでも安い、お願いしやすい、知人であるなどの理由で差し替えられます。
しかも昨今はフリーランスブーム、200万人とも1500万人とも言われています。
副業やスキマワーカーも多いでしょうが、副業だろうがスキマだろうが実力がある人もいます。
何が言いたいかというと、フリーランスのクリエイターは自分の仕事のクオリティを高めるなんて当たり前で、それよりも「どうやったら自分を売れるのか?」を考えないといけないということです。
クリエイターは商売のことなんて考えないでいいなんていうのは幻想です。
独立して個人事業主になった時点で商店の店主や中小企業の社長と同じです。
どうやったら売り上げを伸ばせるか?まずはそれを考えないといけないです。
『高いクオリティを出せるようになればいいんだよ』とおっしゃるかもしれませんが、前筆したように、そんなことはみんな考えてるんです。あなただけじゃないんです。
わかりやすい例で言うと、こんな経験ないですか?
デザインやコピー、写真、イラスト、なんでも良いですけど、クライアントがある商品を売っている。
そのクライアントは商品に絶大な自信を持っていて「良い商品さえ作ってれば売れるんです」と言ってくる。
でも実際はそんなことないですよね?
競合を調査して、市場を調査して、売り先、売る方法をきちんと戦略立てて、販売していかないと売れないですよね?
それとまったく同じです。
良いクリエイティブさえ作ってても売れないんです。
きちんと戦略立ててやってるフリーランスクリエイターでちょっとクオリティの低い人にでも仕事を持っていかれます。
「なんであいつが? こっちの方がクオリティ高いのに!」
そんな甘っちょろい考えしてるからです。
要は、クリエイターでも商売人と同じということです。
それを理解しないといつか「他の人に頼んでるで〜」ってなるんですよ。
いやですよね。困りますよね?
それでも「いや、高いクオリティさえ、あいつらがわかってない」とこだわれるなら、それはそれでいいです。
わかってもらえる人とだけ仕事をしていれば満足という人もいますからね。
多様性です。
でも僕は、せっかくフリーランスになったんだから、しっかり思う通りの売り上げをあげて、楽しい仕事をして満足いくフリーランスクリエイター生活を送りたいです。
皆さんはどうですか?
じゃあどうやったら?
当然の疑問です。
正直に言うと正解なんてないです。
試行錯誤していくしかないと思っています。
でもひとつだけ言えるのは、クライアントにとってのオンリーワンになれば、仕事を他に取られることはないと思っています。
想いを共有して仲間になるのもいいでしょうし、人間関係を深く築くのもいいでしょう、ある業界に特化してクライアントの売り上げを上げた実績をたくさん作ってもいいでしょう。
誰に、何を、どのように。マーケティングの基本ですよね。
自分(商品)をしっかり分析して、市場もしっかり見極め、競合も分析して、どのように売って、どのように継続してもらうか?
作戦を立てて、実行して、結果を検証して、作戦を立て直して実行です。そうPDCAです。
それを自分の活動でもやっていくのです。
はっきり言えるのは、「クオリティの追求だけ考えてたら仕事なくなるよ」ってことです。
このブログは野武士をイメージで使っていますが、冗談ではなく、戦国時代で言えば野武士です。
同業同士、仲良くも良いですが、取るか取られるかの世界です!
あと「やりたくない仕事はしたくない」なんて言ってるフリーランスもよく見ますが、間違いです。
それはただの思考停止の勘違いのわがまま野郎です。
正確には、いまの自分(商品)となりたい自分、やりたい仕事、達成したい売り上げを分析して、今、どんな仕事をどのようにいくらで受ければいいかを考えないといけません。
それがないとただただ、わがまま野郎になってしまいます。
クライアントの立場になって考えれば簡単です。そんなわがまま野郎と一緒に仕事したいと思います?
魅力的な仕事を持っている人ほど、ちゃんと見てるので「やりたくない仕事はしない!」なんて言ってる人には声かけないです。
のほほんとしてたら「廃業」ってこともあり得ます。
実際、廃業してしまった人をたくさん見てきました。
その人たちには特徴があるのもわかっています。
ここでは言いませんが、ほんとに特徴があります。
気をつけてください。
そして考えて考えて、行動して行動して、頑張ってください!