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フリーランサーサバイバル/生き延びるための術(すべ)「見積編」

クリエイターである前に商売人(ビジネスマン)であれ!!!

こんにちは、ODPのサポートスタッフの白波瀬です。
今回のブログは「フリーランスクリエイターの見積編」です。

今回はフリーランスクリエイター歴20年以上の私の経験談ではなく、とあるフリーランスクリエイターから聞いた話をできればと思っています。

そのひと曰く...

まず当たり前のことですが、フリーランスの方々はクリエイターである前に商売人(ビジネスマン)です。
「自分はクリエイターである!」というのは自分から見た自分であり、他から見たあなたは、まず独立してビジネスをしている人であると見られます。
だってそうですよね、独立しているということは決裁権はあなたにありますし、商品=クリエイティブの値段を決めるのはあなたなのですから。

だったらクライアントはあなたと交渉してきますよね?他の誰でもないあたなにです。
まずこれは決して忘れてはいけません。

先ず企業でいうとあなたは社長であり営業担当です。
で、商品(クリエイティブ製作者)であるのです。
ついでに言うと経理であり総務でもあります。

決してクリエイティブ製作者(商品)なだけではない。それは決して忘れてはいけないのです。
忘れてしまうと根拠のない自分勝手な値段になってしまい、高い!と言われたり値引き交渉されたりします。

第三者の目線をたくさん持つようにしましょう。

市場価値から考えましょう。

あなたの値決めをするのは自分自身であることは、わかっていただけたかと思います。
では、どうやって値決めをするのか?
そんなの簡単です。今はググれば標準価格をまとめてくれているサイトが出てきます。
まずはそれを基本に考えましょう。

決して自分の価値を自分で決めてはいけません。
百戦錬磨の経験者ならまだしも、独立して間もないのに自分勝手に決めてしまうと危険です。
めちゃくちゃ高くなってしまったり、逆に安くなってしまったりします。

ただ、サイトの標準価格を鵜呑みにしてもいけません。
地域によって少し異なることも理解しておきましょう。
具体的には言いませんが、なんとなく皆さんでもわかるかと思います。

作戦が大事!!

だいたいのクリエイティブの価格が見えてきたら、作戦を立てましょう。
作戦ってなんだ?と思われますが、これ結構重要です。

価格を20%ほど抑えて、案件の数をこなす。
10%ほどアップしておいて「特別お値引き額」とか書いて10%引いて見積りを出す。
はたまた20%アップしておいて値引きとして30%OFFして、実際は10%だけ安くして案件数をこなす。

非常にこすい!

こすいですが、重要です。
・最初から値引きをしているので『値引き交渉』になりにくい。
・あなただけ特別ですよ感が出るのと同時に値引きしないくて済むか、少しの値引きで済む。
などのメリットがあります。
ですが、この「特別お値引き」の作戦は最初しか通用しませんのでご注意を!

ただ、通用しませんが、2回目からは関係性が出来ていますよね?
物を売るビジネスではなく、それなりのコミュニケーションが生まれる仕事です。
2回目からはもう気心知れた仲になっているはず。
そうなれば勝ちです。

もうお分かりですよね。
値引きしない価格、もしくは少し値引きした価格で出すだけです。
一回通れば、それが通常価格になるんですから。

付加価値が重要!!

市場価値に合わせた価格、クライアントにどう見せるかの魅せ方がわかったところで、そのままの見積りだけを出してはいけません。
見積り項目に工夫も忘れてはいけません。

見積り項目って、ずぼらこいて簡単に書いていませんか?
まあ、わかるだろう?なんて思って

デザイン費用、撮影費用、イラスト制作費、取材費用 etc...

それだけでは、見た人は「デザイン費」って高いな。なんて印象になりかねません。
もっと細かく書くのです。
デザインする時ってデザイン作業だけじゃないですよね?
調査したり、ラフ書いたり、確認にだって時間を使いますよね?
それらを細かく表記して、それらに値段をつけるのです。
ただ値上げしてはダメですよ(笑
デザイン費が50万の場合、調査費用5万、ラフデザイン作成費10万、最終確認費用2万など細分化して表記するのです。
※だからといって「プリント費用」とか、ケッチーことは書いてはいけませんよ。

それでもし「確認に2万も取るの?」とか言ってくる人なら断ればいいんです。
そんな人は永遠、価格のことしか言ってこないですから。
あとがしんどいです。

ここでいう『付加価値』はなにかを追加するのではなく、あなたの作業すべてに価値を持たせるという意味です。
そうすることで「そこまでやってんだ!?」という気づきになります。
要は作業の「見える化」ですね。

まあ、何回かそういった見積りを出して仕事をしたあとなら「一式」とか省略してもいいでしょうけどね。

まとめ

・クリエイターである前に商売人であることを自覚すること
・市場価格を知ってまずはそれに準従ること(ただしこなれてきたら臨機応変に変えてもよし)
・見積り金額の魅せ方を工夫すること(こすくても金額のクリエイティブと思えばやれるはず)
・作業の全てを「見える化」して付加価値として見積りに意味を持たせる

 

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それにしても非常に『こすい』ですよね?
私の聞いた話では、まだまだ『こすい見積方法』がありますが、立場上ここでは書けないので控えさせていただきますね。
(気になる方は直接聞きに来てください。こっそり教えます笑)

では今日はこの辺で!

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