ODPってこんなクリエイターさんたちが入所しているんです!をお届けする「ポンコツ広報ブラザーズの入所企業訪問!」です。
今回は、株式会社海岸線の代表、上田太久治さんにお話を伺いました。

「海岸線」・・・なんて爽やかな会社名なんでしょう。ここ南港にぴったりのお名前!
さてさてどのような会社なのかお聞きしてみましょう!

林 「上田さんはどのようなお仕事をされているんですか?」
上田「Webシステム開発を中心にIoTやサイト制作などいろいろやっています」
大西「シ、システム?アイ・・・オー・・・ティー?え?なに?」
林 「ヤバい!難しくて大西がバグり始めた!」
「IoT」とは、Internet of Things(モノのインターネット)という意味。
コンピューターや通信機器以外の様々なモノをセンサーとインターネットを介して繋いでいくことを言います。
上田「じゃあこの機械を見てもらいながら説明しますね!」
この機械は「ラッシュリサーチ」というIoTシステムに使われるセンサー。
施設の入り口に設置して出入りする人を、物体認識させる目に見えないレーザ光線でカウントし、その施設内が混雑しているかどうかをリアルタイムでウェブサイトやデジタルサイネージに表示させます。
上田「100人が入って30人が出ると、それをカウントして現在70人が施設内にいるということがわかるので、その施設のキャパシティが設定されてたらどれぐらい混雑しているかわかりますよね。そうすると、例えば温泉とかレストランとかで、今は混んでるから後で来ようとかお客さんがスムーズに動けますよね」
ポンコツ「むっちゃ便利ですやん!!」
上田「今このシステムが宮崎のシーガイアっていう施設で採用されてるんです」
ポンコツ「おおお!シーガイア!それはすごい!」
上田「ええ?シーガイア分かるんですか?若い人はあんまり知らないんですよ〜(汗)」
「フェニックス・シーガイア・リゾート」は90年代に建てられた宮崎県の有名リゾート施設です。この話題がきっかけで上田さんとポンコツが同世代だと発覚しました(笑)。

上田「こっちは一番最初に作った機械ですが、自分で人感センサーと基盤を組みました。シーガイアさんで半年間色々な不具合を修正して、実績を出せたので正式採用になったんです」
林 「頑張った甲斐があったんですね〜」
上田「はい、最近は3密対策をしたい温泉旅館やホテルなどの施設からお声がかかっています」
林 「ところで、上田さんはずっとプログラマなんですか?」
上田「実は私、IT専門できたんじゃないんです。広告代理店、市場調査会社、独立する直前は旅行代理店にいました。プログラムは半分趣味で独学で覚えたんです」
大西「すごい!いろいろやられてたんですね〜!」
上田「そうですね、就職氷河期世代なので(笑)。でも、そういう経験がこれから役にてばいいなと思います」

2017年、株式会社海岸線として独立。
2020年4月に、ODPのインキュベーションオフィスに入所されました。
上田「旅行代理店を辞めてから独立するまで、よくATCに来てたんです。で、海を見ていると気持ちよくてね。時々タンカーが通ったりして。それで社名を『海岸線』にしたんです」
大西「なるほど、そういうことだったんですね」
上田「IT企業で横文字って普通だけど、漢字で一般名詞って印象に残るってよく言われます」
林 「確かに!忘れないですよね」

コロナ禍の社会における混雑を解消させるだけでなく、様々なセンサーとITシステム、IoTの知識を使って社会に貢献していきたいと意欲を見せる上田さん。バリバリ仕事をする傍らで、南港に来てから始めた釣りも楽しんでいるそうです。いつか上田さんお気に入りの海岸で一緒に釣りしたいなーと思ったポンコツ広報ブラザーズなのでした。
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