インキュベーション・マネージャーの板倉です。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?
私は先日、大阪・関西万博のデザインシステムで話題の中心になったクリエイティブディレクター、引地耕太さんの特別講演がODPを会場にして開催されたので参加してきました。「Design Futures ~美しい未来を実装する、創造性の未来~」と題して、創造性がどう未来を美しくするかについて、貴重なお話を聞くことができましたよ。
■ATC主催 大阪・関西万博開幕1年前共創イベント
TEAM EXPO 2025 テーマセッション「クリエイティブセッション」
「Design Futures」~美しい未来を実装する、創造性の未来~
https://www.ecoplaza.gr.jp/themesession_expo_1yearago/
引地さんは国家プロジェクトから始まり、グローバルブランドのブランド戦略、スタートアップの新しいサービス開発に至るまで、幅広いプロジェクトに携わってきた人物。最近注目を集めたのは、今回の主題である万博のデザインシステムやヤン坊マー坊のキャラクターリニューアルで、SNS上でもたくさんの反応がありました。
■引地耕太氏 プロフィール
https://x.gd/zt9A9
■EXPO 2025 Design System
https://www.expo2025.or.jp/overview/design_system/
講演で引地さんが話された「クリエイターは五輪や万博のような公共のデザインで批判されがち。このままだと若いクリエイターが怖がってやりたがらなくなってしまう。クリエイターが能動的に動けるような社会にしていきたいですね」という言葉が、特に心に残っています。クリエイターたちがもっと自由に、いい意味で空気を読まずに、積極的に発信していくべきとも話されていました。
また、万博のデザインシステムがどのようにして生まれたのか、そのプロセスを「そんなことまで公開していいの?」とこちらが驚くほどオープンに話してくれたのも新鮮でした!「公共のプロジェクトこそ他のクリエイターと共有し、次世代につなげるためのレガシーを作っていきたい」という考え方にはとても感銘を受けました。
引地さんの深い洞察と実体験から学ぶことは多く、クリエイティブな未来について一緒に考え、学び、刺激を受ける素晴らしい時間でした。
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