みなさん、こんにちは!増田です。はやいもので、もう12月も10日を過ぎようとしています。個人的には今年は暖かく、コロナもあり年末感がゼロですが、あと20日で2020年が終わろうとしていると思うと、色々なことが思い出されますが、みなさんはいかがでしょうか???
年末ということで、長い間変えていなかったライブラリーの‟TAKUMI'S SELECT BOOKS”も何か新しいものに!と思い、以前スタッフの橋本と整理をした書庫へ。

テーマはどうしようか..と検討した結果、コロナになり、海外への渡航ができなくなったこともあり、私自身、日本を見直す機会が多かった1年でもありましたので、今回のテーマは‟日本をみなおそう!”ということで、2つのシリーズをセレクトしてみました!
一つは「日本の意匠」(株)京都書院です。こちらはシリーズで全16巻あり、さまざまなテーマから日本のデザインが集められています。例えば、第5巻の「鳥、蝶、虫」を見てみると...

昔の人たちは身近なものをモチーフに現在にまで残る(と当時デザインした職人たちは考えもしていないと思いますが...)デザインを細部にまで時間をかけて行っていたんだなぁと改めてそのすごさを見ているだけで感じるシリーズです。そのシリーズの関連図書として、「日本の意匠事典」岩崎治子著 岩崎美術社 には今流行りの市松模様の由来などモチーフに使われているものの背景が記されていて、とても奥深さを感じることができます。


もう一つは「日本のしるし」高橋正人著 岩崎美術社です。こちらは全4巻でタイトルの通り、さまざまな「日本のしるし」をテーマごとに取り上げ、解説がされています。

今、弊所に入所されているクリエイターさんたちのお仕事も100年先、1,000年先の人たちにはどのように評価されているんだろう...と考えると長い人類の歴史の中でこのコロナの1年というのは後になれば点に過ぎないんだろうなぁ...と思いつつ、来年は良い1年になってほしい、そう心から願う年末です。ODPライブラリーは年末28日(月)までですが、コロナ対策もしておりますので、よろしければ是非ご来館いただき、クリエイティブが刺激される様々な本をご覧いただけたらと思います。