【レザネイ】=Resonate:共鳴する
これが、屋号に込めた想いです。
大量消費、大衆宣伝の時代は終わり、
もっとパーソナルで、自然で、持続可能な
プロモーション、ブランディングが求められる
時代となりました。
ライブ配信や動画の力を利用することで、
あなたのビジネスのファンが「共感・共鳴」して、
より豊かな未来を築くお手伝いができます。
是非、あなたとあなたのファンが描く未来のイメージを
お聞かせください。
・スポーツイベント、セミナー、舞台などのライブ配信事業
・プロモーションビデオ、ミュージックビデオ、各種記録映像など
・企業Webサイト、ランディングページなどのライティング及び
・動画制作、システム開発などの教育事業
・企業ブランディング、動画プラットフォーム構築などのコンサル
「映像制作と視聴システムの両方を扱えるレザネイは、どちらの業界の中でも希少な存在だと自負しています」と語るのは、レザネイ代表のライブ配信ディレクター・ウェブマーケティングコンサルタントの渕上寛さん。ライブ配信や音響オペレーション、動画制作、動画配信システムなどの制作やコンサルティングを行っている。今回は、起業のきっかけやレザネイの強み、今後の展開などについてお話をうかがった。
レザネイ 渕上 寛 氏
もともとITセキュリティ関連企業で営業担当だった渕上さん。動画制作や映像撮影はあくまで趣味だった。
「頼まれて会社の先輩の結婚式用の動画を編集したり、自分の子どもが生まれたら撮影して編集して動画を作ったり。自分が作った動画で誰かが喜んでくれたらすごく嬉しくて、趣味のひとつとして楽しんでいました。映像を仕事にするなんて全然思っていませんでした(笑)」
そんな時、勤務先の会社が株式上場。本来なら嬉しいはずだが、渕上さんの想いは逆だった。
「新規サービスの立ち上げが好きで働いていましたが、管理が細かくなって息苦しさを感じるようになり、徐々に上場後の仕事の進め方が自分に合わないと感じるようになりました。対して、趣味の映像はもっと上手になりたいと動画クリエイターのコミュニティに加わり、技術力や人のつながりを広げていきました」
会社での息苦しさが強まるにつれ、渕上さんの中で「いつか独立したい」という想いが強くなっていった。
「ただ、何で起業するかは全然決めていなかったんです。バーベキュー屋かスパイスカレー屋か、そんな仕事で起業しようかな、なんて(笑)」
そんな時、音響事業に取り組む映像コミュニティの仲間から「地元で開催されるフェスの映像配信を手伝ってほしい」と声を掛けられたのをきっかけに、徐々に映像制作の現場に関わる機会が増えていく。
「コミュニティの人のつながりが縁となって映像の仕事で起業すると決め、レザネイを立ち上げました。また、技術の上達はもちろんですが、私のように映像制作と配信、さらには視聴環境を作る上で重要なWebシステムまでをトータルに理解している人が格段に少なく、そこが強みになると知ることができたのもコミュニティのおかげです」
現在レザネイでは、スポーツや学会、セミナーなどのライブ撮影、さらにはインターネットを通じてその動画をライブ配信する業務を事業の中心としている。
「どんな環境下でも、インターネットを通じて映像をライブ配信できるノウハウがあると自負しています。インターネット環境がなくても衛星回線を使えば可能ですから、どこでも映像を途切れさせることなくライブ配信ができます。あと、私が音楽をやっていたこともあって音響にもこだわっており、これもレザネイの強みです」
また、動画視聴プラットフォームのWebシステムをイチから立ち上げ、ライブ撮影から映像の加工・編集、インターネットによる配信、ユーザーが動画を閲覧するための視聴システムの運営まで、現場と技術の両方をワンストップで対応している。
「映像だけ、編集だけ、配信だけ、視聴システムだけなら、レザネイよりできる会社はあります。ただ、レザネイのように映像配信業務のすべてをトータルにワンストップで取り組めるところはほとんどないように思います。例えば、映像分野で特に求められているマネタイズ、いわゆる決済部分も対応可能ですし、そこに付随するセキュリティも、前職がセキュリティ関連の会社だったので国家資格を持っています。今後もトータルにワンストップ対応できる幅を広げながら、技術を高めていきたいですね」
ODPはクライアント企業から紹介されたという。
「クライアントのオフィスがODPで、時々おうかがいしていました。ちょうど自宅スペースが手狭になりつつあってオフィスを探していたんです。本当に良いタイミングでした」
ODPのオフィススペースは機材保管スペースであると同時に、映像配信スタッフの養成に取り組む上でも重要なスペースになっているという。
「映像配信の現場には必ず配信スタッフが必要です。現在はODPを活用して、映像コミュニティの人に映像機材の使い方や技術、現場での対応法を教え、レザネイのお仕事をお手伝いいただく取り組みを始めています。まだテスト段階なので無料でお教えしていますが、いずれはクオリティを担保する上でも有料化することもめざせればと考えています」
ライブ配信は多くのスタッフが関わるため、その人材育成にも取り組む渕上さん。いわゆる現場でのライブ配信だけに、トラブルも日常茶飯事だという。
「トラブルはあってはいけないことなんですが、大なり小なり必ず起こるものでもあります。だからこそ、常にトラブルを楽しもうという気持ちを持つようにしています。仕事前のスタッフミーティングでは『楽しんでやろうぜ!』とよく言いますね。『楽しく真剣に!』っていうのは、いつも意識しています」
ライブ配信のニーズは高く、特に春から秋にかけてのスポーツシーズンは、週末はほぼスケジュールが詰まっていると話す渕上さん。今後の展開はより多くのライブ配信に携わり、より多くの人にライブ映像を届けたいと考えている。
「スポーツ配信は春から秋の週末が多く、それ以外の平日は学会のライブ配信や企業セミナーの配信などがメインとなります。おかげさまで週末のスポーツ配信が好評で、シーズン中はスタッフもギリギリの状態です。今後は映像配信スタッフの養成にも本格的に取り組み、レザネイがお手伝いできるキャパシティを広げていきたいですね」
Web上での視聴システムまでトータルに携わる業務を増やしていきたいという。
「やはり撮影と配信までのお仕事が多いので、今後は視聴システムまで提供するお仕事を増やしていきたい。例えば、企業のビジネスチャンネルやストック映像の視聴システムのようなイメージでしょうか。あとは音楽が好きなので音楽系のイベント配信に携わりたいですね(笑)」
クリエイターズボイス公開日 : 2024.01.12
取材・文 : 株式会社ショートカプチーノ 中 直照 氏