「マチオモイ帖」×「ゆうちょ銀行」2023年版
カレンダービジュアル募集


ODPの入所企業が開催するイベントやODPに関連するイベントのご紹介です。
故郷のマチ、今暮らすマチ、旅先のマチ、祖母のいるマチ、名前も知らないマチでも誰かにとって大切なマチ。それぞれのマチを愛しみ、日々をていねいに暮らすための「マチオモイなカレンダー」を、クリエイターのあなたと共につくりたい。イラストや写真、グラフィックなど一枚のビジュアル作品で、あなたのマチを表現してみませんか?
2023年版は採用点数が「48作品」から「13作品」に変更となります。
全国の町を対象にした作品から、「表紙ビジュアル1点」と「各月ごとのビジュアル12点」を採用します。
「ゆうちょマチオモイカレンダー」アーカイブサイト
その地域ならではの花が咲いたり、夕陽がきれいだったり。自分のオモイに素直に向き合ったクリエイターさんの作品を参考に、あなた自身の表現方法を探ってください。
「ゆうちょマチオモイカレンダー」採用ビジュアルの傾向
青森県「岩木帖」
Shintaro Tsushimaさん (カメラマン)
私は、青森の風景写真家です。インスタや展覧会などで北国の絶景を届けています。マチオモイ帖の作品として応募したのは、私が生まれ育った岩木町。この地区の山に咲くオオヤマザクラは圧巻で、どこまでも続くような総延長20kmの並木道は、「世界一長い桜並木」といわれるほど。雪国にとって待ち遠しい春を最大限に感じられるスポットです。コロナが長引くなかで、カレンダーになったことは嬉しいニュースとなり、家族や地元の友人たちが喜んでくれました。
長野県「湖岸通り帖」
サチネッコさん (イラストレーター)
テーマに選んだのは、長野県中央部、諏訪湖をのぞむふるさとのマチ。とにかく、冬は凍(し)みる。だけど、晴れた冬の日の早朝に見られる青紫の空は、寒さや乾燥の辛さもチャラにしてくれるほど神々しく、心に栄養を与えてくれます。2021年夏、東京からUターン。「2022年1月」のビジュアルとして選出いただいたのは、私にとっても大きなスタートでした。
東京都「はちじょう帖」
東海林ミモザさん (刺繍作家)
私は、元・高校教師。子どもが生まれてから八丈島に移住し、刺繍作家になりました。島で出会う動植物があまりにも東京と違い、心を動かされたことから、刺繍のモチーフを“八丈島”に決めようと考えていたところ、「ゆうちょマチオモイカレンダー」の存在を知りました。約4ヵ月コツコツ制作し応募。なんと表紙に登用されることに!島民の皆さんが喜んでくれて、「八丈島に来てくれてありがとう」と言っていただけたことが感激でした。
香川県「江尻帖」
辻野由樹 (イラストレーター)
東京生活にピリオドを打って、夫の実家のある穏やかなマチに戻りました。マチオモイ帖に応募したいと思い、自分にとって「想いのあるマチ」はどこかな?と考えながら、3つのマチのことを描いてみました。選んでいただいたのは、35年前に嫁いだマチ。お昼は決まって、さぬきうどんを家族みんなでいただきました。その楽しい様子をイラストに。カレンダーに掲載されて、婚家&実家親族友人みんなが、紅白歌合戦に出場したかのように喜んでくれて、嬉しかったです。
鹿児島県「いせん帖」
トシダナルホさん(イラストレーター)
母の故郷「徳之島」を描きました。コロナ渦にあり、私の住む東京は不穏で殺伐とした空気が漂っていました。そんな中、透明な海、青い空、甘いマンゴーのあるマチを想うことは、心の羽で旅行に行くような気持ちに。見ていただく方にも温かいのびのびとした気持ちになってもらえたら嬉しいです!カレンダーは、母と徳之島出身の知り合いに贈りました。
石川県「のみ帖」
おおざわあいさん(デザイナー・アーティスト)
テーマに選んだのは、母と私にとって年に1度の楽しみがつまったマチ。「暮らしている(暮らした)マチ」ではなく、「旅したマチ」や、たまに訪れる「お気に入りのマチ」・・・そんな大好きなマチで過ごすワクワクもマチオモイ作品につながるのかなと。カレンダーができあがり、友人や親族のみんなが「元気になるね♪」と言ってくれたことがとっても嬉しかったです。
山形県「赤湯帖」
菊地純さん(イラストレーター)
テーマに選んだ「南陽市赤湯」は、結婚してから住み始めたマチ。烏帽子山は愛犬との散歩コースなのですが、コロナ禍でお花見も自粛・・・せめて、イラストだけでも桜を、と描いてみました。全国版の表紙にも選んでいただいたので、赤湯のマチの方たちはもちろん、全国の友人、親戚からも「郵便局に行ったよ~」と連絡をもらえたのが感激でした。
岐阜県「ひるがの帖」
ゴトウヨシタカさん(カメラマン)
自分自身がリフレッシュしたい時によく行く、避暑地「ひるがの」をテーマに制作しました。コロナ禍の昨今、遠方に行けない時期に少しでも旅の気分が味わっていただけたかと思います。気兼ねなく旅行ができるようになったら、ぜひお越しください。普段会えない友人などがわざわざ郵便局へ行ってカレンダーをもらいに行ってくれたりして嬉しかったです。
愛知県「豊川帖」
沢田ひろみさん(カメラマン)
「愛知県豊川市」は、故郷によく似た雰囲気の町でした。小さな旅で出会う町はどこも故郷のように愛しいですが、ひとつひとつ違う顔を持っています。その町の持っている一番よいものを引き出せるようにと頑張りました。カレンダーは反響がとても大きくてびっくり。「日本最古の現役ポスト」を多くの皆さんに知っていただけたことが嬉しかったです。
大阪府「和泉帖」
小宮さえこさん(イラストレーター)
私が5才から住んでいるマチ。現在は、3人の息子も元気に育ってくれているマチ。それがテーマに選んだ「和泉市」です。和泉市の特産のひとつである和泉パールや美術館の所蔵品をモチーフに、大好きなマチをクリスマスデコレーション。12月を飾るビジュアルに選んでもらえて嬉しかったです。父もすごく喜んでくれました。
マチオモイ帖は、つくって終わり、ではありません。カレンダーが出来上がったら、お披露目を兼ねた展覧会を開催しています。2022年11月には、東京ミッドタウン・デザインハブにて、過去10年(約2000冊)の作品を一堂に展示する大型展覧会を開催。日本各地のクリエイター同士がつながり、学び合う場となります。
【TOKYO】
東京ミッドタウン・デザインハブ
開催期間:11月12日(土)~27日(日)